今回は、ITコンサルタント・人事コンサルタントを経てHRとして松尾研にジョインされた鈴木麻央さんより、松尾研の人事制度や働き方をご紹介いただきます。評価項目や社員間のコミュニケーションまでざっくばらんにお伝えいたしますので、松尾研での働き方にご興味のある方は是非ご覧ください。
組織の成果最大化と共に、
個人の成長を促す人事評価制度。
ー松尾研の人事制度について教えていただけますか?
当社は2020年に立ち上がった比較的新しい組織になりますが、私自身入社して驚いたほど(笑)しっかりとした制度があるので、ぜひご紹介させてください。
松尾研における人事制度(評価・等級・報酬)は、組織にとっての成果の最大化を第一の目的にしつつも社員の皆さんの行動変容を促し成長につなげていただけるような形で設計し、運用しています。
今回は評価制度についてご紹介させてください。
現在の運用では、以下3つを組み合わせて評価を行っています。
この中でも等級が決まる①行動評価についてご説明しますね。
行動評価の対象とする「松尾研に求められるコンピテンシー」としては、下記8項目を設けています。
これらの項目は、高い目標が課される組織の中で、社員にご自身の役割を認識し、成果に繋がり得る行動を取ってもらうことを目的に設計をしています。
例えば、コンピテンシーの1つに「チャレンジする」があります。
組織として、「チャレンジする」姿勢は役職や役割問わずどのポジションにおいても求められるもの、結果を出すためには必要不可欠、と考え設定している形です。
成果を出すために考える・検討することも当然大切ですが、考えているだけ・口だけではなく、とにかく行動をする。そして、その行動を基に高速でPDCAを回して改善に繋げていくことが求められる。松尾研はそのような組織です。
「チャレンジする」にあたり、それらの行動が松尾研全体の目的に沿っているか(「組織の目標や価値を考えて、業務を遂行する」)、必要な情報を集めることができるか(「必要な情報を収集する」)、自分だけではなく他人を巻き込むことができるか(「適切な人を巻き込む」「後輩や同僚の成長に貢献する」)という点も項目に含まれていますね。
また、優秀な学生と近い距離にある組織ということもあり、社員自らも自身をアップデートし社会に求められる人材になっていくことが期待されるため、「自己研鑽を続けている」という項目も設定してます。
話はそれますが、これらのコンピテンシー項目に対する行動発揮度は選考の中でも採用候補者の方にお伺いしています。
直近2〜3年でご自身が取られた行動を事前にご共有いただき、面談の中でコンピテンシーの発揮度を確認、入社時のオファー内容に反映させていただいてます。
こちらの選考にあたり多少事前準備のお時間はいただいてしまうものの、候補者の皆様の入社後のご活躍を見据えた選考をしたいという意図がございますので、ぜひご協力いただけますと幸いです。
ムーンショットを求めるからこそ、
行動にフォーカスし高い壁に挑んだ挑戦を讃える。
ー鈴木さんは人事コンサルとしてこれまで数々の企業の人事制度に触れる機会があったと思いますが、松尾研の人事制度におけるユニークネスはどのような部分でしょう?
ここまでしっかり社員の行動をもとに評価をしている点は珍しいと思います。
勿論成果を求める前提ですが、コンピテンシー項目に対し、その人の1年間での行動をダイレクトに反映した形で等級・ベースとなる年収を決定します。その年にコンピテンシーをレベル高く発揮していただければ、大きく報酬が上がる仕組みです。他企業であれば、年次をベースとした給与アップや、コンピテンシーではなくスキルで評価する場合も多いため、その点はユニークだと感じますね。
このような評価制度を運用している背景には、松尾研が目指す目標を達成するのは決して簡単ではないということが挙げられます。どのチームも毎年5〜10%の成長を目指すことを求められるのではなく、「来年この活動規模を5倍にするには?10倍にするには?」という思考と目標設定が求められるんです。これはチームだけではなく、一人一人の社員についても同様です。
(一社員として、私自身が成長しないと実現できない目標も多いので「大変・・!」と思うことはありますが)そのようなムーンショット的な高い目標を追い求めるため、どう行動したかにフォーカスし評価するという点は松尾研らしさだと感じています。
周囲の仲間に真摯に向き合い、
目標の実現に向け手を取り合う。
ー松尾研での仕事の進め方として、周囲との関わりはどの程度あるのでしょう?
所属するチーム内はもちろん、チームを超えた協業は日常的にあります。
まさしく、コンピテンシーの「適切な人を巻き込む(相談する)」を体現している状態ですね。
「結果へのこだわり」を持つことはどのポジションにも求められるのですが、そのスタンス・思いを持っている限り、リーダーや周りのメンバーは全力でサポートしてくれます。
各チームの目標と進捗は、良い点も課題点も、全社員が参加する定例会議や週次報告で随時共有されます。それを知った上で、チームの枠を超えて協力しようという前向きな思いを持って手を貸してくれる社員ばかりです。手前味噌ながら、本当に良い組織だと思います。
協力を得るために必要なこととして「結果へのこだわり」と挙げました。これは冒頭でご共有した評価制度 ③松尾研メンバーシップで定義している、松尾研で働くために求められる基本マインドセットの1つです。「結果へのこだわり」の他、「リスペクトとフェアネス」「ディグニティ」も基本マインドセットとして設定しています。
結果を出すために他人を利用する、自分では手を動かさずに周りにやらせるという働き方はもってのほかです。互いへのリスペクトを前提に、各々がオーナーシップを持ちながらチームを超えてフォローし合う、そんな形で皆が働いています。
豊富な学びの機会に手を伸ばしやすい環境。
個人のチャレンジを応援するカルチャー。
ー松尾研内の学びの機会にはどのようなものがありますか?
制度面でいうと、例えば書籍を上限なしで購入できる制度や、輪読会などの勉強会に自由に参加できるものがあります。
エンジニアメンバーからは、GPUリソースを心置きなく使用することができることや、自身の希望するスペックのPC(Mac/Windows問わず)を自由に利用できることが魅力だという声も挙がっています。環境に制限されることなく、技術研鑽に正面から向き合える体制が整っているのではと思いますね。
組織カルチャー面でいうと、研究メンバーと距離が近く最新技術に関してもすぐに情報が入ってくる環境があります。また、分からないことについて聞けばすぐに教えてくれるので、技術面を学びたいという意思のある方にとっては大変充実しているかと思います。
業務の幅を広げるという意味では、(本業での成果が前提ですが)起業しているメンバーがいたり、チームの垣根を超えて業務をするメンバーがいたりと、各々のチャレンジは前向きに受け入れられます。
メンバーの経験・チャレンジについては、記事でもまとめているので是非ご覧ください!
◆入社3年目で最速で役員へ。データサイエンティストが経験した松尾研での0→1の新規事業開発と今後の展望。
◆ディープラーニングのその先へ。脳・神経科学の知見を活かし、ブレイクスルーを目指す。
◆経営視点の戦略立案 × 技術志向で企業の5-10年先を照らす提案に臨む。
◆「GAFAにも通ずる組織構造。」R&Dによる価値創造で産業を変える「攻め」の経営企画とは?
多種多様な働き方の社員が在籍。
社員同士の交流の機会も。
ー社員の働き方やコミュニケーションについて教えてください。
原則フルリモートでの勤務となるため、地方から働いているメンバーもいます。業務に応じて出社いただくことや、年に何度か任意参加で全社で集まる機会はありますが、オンラインコミュニケーションがベースですね。2週間に1回くらいの頻度で出社しているメンバーが多いです。出社した際は、会社のSlackで呼びかけて時間を合わせてランチに行くこともよくあります。
現在は20〜30代の社員が中心で、パパママ社員も多数在籍しています。育休産休制度はありますし、フレックス制も導入しているため、お子さんの子育てとの兼ね合いで朝8時から夕方前まで働いている社員ももちろんいます。ご家庭の事情で、突然お子さんが熱を出したり…ということもあるため、そのような場合は周りのメンバーでフォローしあって業務を進めていますね。
どうしても遅い時間帯に業務が入ってしまう場合は、他で休暇を取得してもらいライフワークバランスは取っていただいています。
兼業副業も可としているため、例えば本業とは別にカメラマンの副業をしている社員や、先ほどお伝えした通り起業をしている社員も在籍しています。
どうやら「松尾研」と聞くと、「AIで全て回しているのではないか」「機械的なコミュニケーション・働き方なのではないか・・」と思われてしまうことも多いようなのですが、全然そんなことはないです(笑)
懇親会・交流会も定期的に開催していますし、時間が合えばランチはもちろん、業務後にお酒を飲みに行くこともあります。クラブ活動もあって、マリンスポーツを楽しんだり、サイクリングに行ったり、ボドゲをしたり・・、人間らしく(笑)楽しんでいます!
社会を変えうる高い目標。
一緒にワクワクできる方と働きたい。
ー改めて、HRという立場から見て松尾研の組織の魅力について教えてください。
繰り返しですが、組織として誰も到達したことのないような高い目標を掲げて、それに向かって全員がストレッチしてチャレンジしているんです。
高い目標に対して「え・・!?」と苦笑いしつつもワクワクしながらオーナーシップを持ってやりきる。志を持ちつつも闇雲には動かずに高速で仮説検証を回してスピードを持って前に進めていく。そんなところが松尾研らしさだと思います。
これもお伝えした通りですが、他チームの状況は随時確認ができるので、各社員が自分の仕事は進めつつも周りの仕事をどうサポートできるかを考えながら動いていて、組織間の壁はなくチームワークがある組織だとも感じています。
皆さん人柄は大変素晴らしく、意地悪な人も組織に悪影響を及ぼす人もいないですね。
既に魅力に溢れた組織であると自信を持って言えるのですが(笑)、創業3年を迎え益々組織拡大を目指すタイミングなので、「松尾研の中でもっとチャレンジしたい」「一緒にチャレンジする仲間を増やしたい」と思ってもらえるような育成体系や各種制度は一層整え、更に魅力を磨いていきたい!と、HRとして思っています。
ー最後に、これから一緒に働く方へのメッセージをお願いします。
松尾研のビジョンに共感してくださり、高い目標に苦笑いしつつも「よし、やってみよう!」とワクワクしながらチャレンジできる方とご一緒したいです。上記でお伝えした以外にもお伝えできる魅力はまだまだたくさんございますので、ぜひ気になる方はカジュアル面談でお話ししましょう!
お会いできることを心より楽しみにしております!
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松尾研究所で働くことに関心のある方は、
ぜひカジュアル面談にお越しください!
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