企業名:
パナソニック ホールディングス株式会社
概要:
パナソニックグループの創業者である松下幸之助氏をモデルとした「松下幸之助」再現AIを開発し、松下幸之助生誕130年記念シンポジウムにて披露。
音声認識、返答生成、音声合成、動画生成の4つのAI技術を統合し、ユーザーからの質問に対し、リアルタイムで応答・音声・映像を生成する再現AIを構築した。
背景:
同氏から直接薫陶を受けた人物が年々少なくなっていく中、現代の生成AI技術を活用し、パナソニックグループ内で創業者の理念を探究・啓発し、次の世代に継承していくことを目指し、本共同開発に至った。
実施詳細:
松下幸之助をモデルとした「松下幸之助」再現AIを開発。完成度向上と自然な会話の実現に向け、以下の3点を実施。
① データクレンジング
過去の著作物や音声に対し、適切な前処理 を加え、返答生成、音声合成の精度を地道に高めた。
② リアルタイム処理
音声認識から返答生成、音声生成、動画生成まで10秒程度での会話を実現
③ ドメイン知識による改善
幸之助研究者からAIの出力結果を評価・フィードバックを行うことでAIの性能を改善。
関連リンク:
https://news.panasonic.com/jp/stories/16737
https://matsuo-institute.com/2024/11/640/