企業名:
株式会社イトーキ
概要:
「人」を中心に据えた空間設計を行うイトーキと共同で、オフィスにおけるマルチモーダルデータを活用した生産性評価研究を実施。オフィス稼働データ・行動ログ・ウェアラブルデバイスのライフログを統合的に分析し、「何が生産性を高めるか」を科学的に分析。記者発表会も実施し、その成果はメディアでも広く紹介されました。
背景・課題:
コロナ禍を経て、オフィスの意味が根本から問い直されるようになり、出社とリモートワークの使い分けが広がる中、「なぜオフィスに来るのか」「どんな空間が人の力を引き出すのか」を定量的に示せる企業は少なく、人的資本投資の高まりから、費用対効果を把握するニーズも高まってきていました。イトーキ社はこの課題に正面から向き合い、AIと実データによってオフィスの生産性を可視化・評価できる仕組みの構築を目指し、松尾研究所との共同研究を開始しました。
取り組み内容:
今回の共同研究では、リアル空間データとオンライン行動データを掛け合わせ、ハイブリッドワーク下でも一人ひとりのパフォーマンスを多面的に捉えられる測定モデルの構築を目指しています。

成果・現状:
オフィス内の移動(モビリティ)が生産性向上に寄与する可能性や、睡眠時間5〜7時間の範囲でパフォーマンスが高まる傾向など、「生産性の正体」に迫る示唆をデータに基づいた形で明らかにしました。研究成果はオフィス設計を「勘と経験」から「仮説と検証」へとシフトさせるためのエビデンスとして活用されています。また、本共同研究の取り組みはメディアでも取り上げられ、AI活用による生産性研究の事例として広く紹介されました。今後は1,000人規模の外部実証、評価分析サービスとしての展開を目指します。



関連リンク:
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